とにかく貪欲に続けること。
本好きの友人から勧められて『読書メーター』という読書日記を付けるアプリをはじめています。
どうせ本を読むなら、どんな本を読んだか、また自分がその時にどの様な感想をもったかを記録しておくのは悪いことではないとのこと。
それもその通りだなと思い、早速始めて見ました。
このアプリの優れた所は、自分と同じ様な読書傾向のある読書家を探してくれて、次に読む本を選ぶ際のアドバイスもしてくれるというもの。
全く知らない作家さんや知らない世界を知ることが出来て、私の読書の世界もかなり広がりを見せてきました。
私は自分の事をかなり本を読んでいる方だと思っていたのです。しかし、それは全くの間違いでした。私の読書量はせいぜい月に単行本、文庫本合わせて4冊ほどですが、ここのアプリの住人は、月10冊とか15冊とか、とにかく半端ないくらいの読書量。皆、図書館で借りてきている方が多いのですが、この本の数を自分で購入していたら、そりゃ破産するよって感じ。自分の事を読書家と呼ぶのはやめました。読書好きって事にします(笑)。
それからというもの、私も読書のペースを上げて、少しでもここの住人に追いつくよう頑張っています。
幸い、積んであった本が何冊もありますので、現在それを消化中です。
で、今読んでいる本が『完全なるチェス 天才ボビーフィッシャーの生涯』というかなり分厚い文庫本です。私自身はチェスは全く分からないのですが、世に言う天才と言われた人々の伝記を読むのが大好きなのです。
ボビー・フィッシャーは、シングルマザーで極貧の中で育ちます。母が仕事で一緒にいられない事を不憫に思った母が携帯板のチェスセットを買ってあげたことがきっかけでチェスにのめり込んで行きます。
その没頭ぶりはすさまじく、一日の大半をチェスの分析・研究につぎ込みます。国内のチェス関連の本はほぼ全て研究し尽くし、当時チェスの世界を制覇していたロシアの本まで独学で読み尽くします。
人間関係はあまり上手ではなかったフィッシャーですが、本を読む限り、チェスへの興味は尽きることなくただひたすらチェスの研究にいそしみ続けるのです。天才と呼ばれる人は伝記などを読むと皆こういった傾向にあるようです。他に見向きもせずただひたすら続ける。
どこのデータか忘れましたが、約10年間ひたすら続けると必ず『モノ』になるという資料も見たことありますし、この間、スピーチ番組の『TED』でもとある演者が「成功のただ一つの要素は、ただ貪欲に続ける事。これ以外に成功の法則はない」と言ってました。
金持ちでも、頭が良くても、運が良くても、、、、、、、続けないとものにならないのです。
途中で諦めたらものになりません。
自戒もこめて。
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