開業して今年で１３年目になります。
開業当時考えていたことは、『患者さんの要望にできる限り答えたい』というものでした。
今考えればまだ考え方が幼稚でした。なぜなら、患者さんの要望というのは多岐に渡ります。
『痛み』『見た目』『精神的なもの』『予算』『期間（診療時間）』等々。
しかし、当時は必死でしたからとにかく休みの日にはほとんど研修会に通い歯科の勉強に明け暮れました。
自分の歯科治療の弱点を一つずつ克服していったんです。
しかし、自分の弱点を克服すればするほど、新しい課題が出てくるのです。
一通りの治療が取りあえず合格点を出せるなと思えたのが４２歳の頃。
しかし、それからまた新しい噛み合わせの考え方に出会い、現在格闘中です（笑）。
ただ、歯科医院というのは技術を積み重ねてばかりではいけません。
患者さんの心を読み切れなければ話しになりません。
また、ある程度の利益を出さないと、新しい機材も購入出来ませんし、技術も学べません。
ですから、あるときを境に考え方を変えました。
自分に出来ない治療やケアは信頼できる先生やスタッフに任せた方が良いと判断したんです。
私を信頼してくれる患者さんに集中して治療が出来るような環境を整えれば、自ずと医院内環境も利益も上がってくると思ったのです。もちろん、賛同していただけないスタッフや患者さんは離れていってしまいましたが、結果的には今の環境が良いと判断しています。
おかげで、開業当時スタッフ４人で開始した当院も１０人増えて１４人で充実した毎日を送っています。
これからもどんどん増えていくと思いますが、必要なプロを配置するという考えの上で必要な人数だと思っています。
これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします。