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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2014年10月25日 (土)

年末年始の前に、お口の中の状況は万全ですか?

ご無沙汰しております。
受付の大木です。
食欲の秋ですがいかがお過ごしでしょうか?
最近は急な冷え込みのせいか、体調不良でキャンセルされる患者さんが多くなっております。
皆様どうかお体には十分お気をつけ下さいませ。

さて、最近の予約状況ですが、
夕方18時以降は相変わらずの混雑状況でご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

しかし、平日昼間の時間に関しては(処置内容にもよりますが)、
比較的予約頂きやすくなってきました。
今後、年末年始に差し掛かると、混雑が予測されます。
「少ししみるけど・・・」「ときどき痛いな・・・」
何か不調のサインを見つけたら早めの受診をお勧めいたします。

なお、ホームページに予約状況を載せておりますが、
急なキャンセルなどで状況は常に変動致します。
「予約空きなし」でもご相談に応じられる場合もございますので、
お電話にてご連絡下さい。

2014年10月24日 (金)

なんだかじわじわと年末の忙しさが迫ってきてる感じがします。

10月もあと1週間とちょっとで11月ですよ。
本当に時間が過ぎるのが早い季節になってきました。
今朝は、久しぶりに早朝に自転車に乗ってのですが、霧が凄くて100メートル先は真っ白。
気温も急激に下がっているようで、しろくま歯科医院でも暖房もスイッチをONにしました。
何故か、夏までは比較的穏やかに時が流れていたのに、年末になると急に忙しくなるのでしょうか?
事務仕事もいつもの倍の感じ。
はぁ~やれやれって感じです。




















と、ブログの更新をサボっているのを自分のせいにせずに、季節のせいにしていますが、一般的にそんな感じですよね(笑)

2014年10月10日 (金)

ハルキストの私から一言。

この話をすると、必ず周りの方々はどん引きします(苦笑)。

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特に家族は、「はいはい、またいつもの話ですね」って感じですっかりあきれ顔です。
奥さんと結婚したばかりの時、この話をしたら、顔がぽか~~んっとなったのを今でも思い出します。
その話とは、村上春樹の事です。
私は熱狂的なハルキストです。
ハルキストと言うのは、村上春樹文学を心から愛する人を指します。
私が初めて村上春樹文学に出会ったのは大学2年の頃です。
もう25年も前になるのです。なんだかあっという間だな。
歯科大学でどでかい挫折をし(今考えればたいしたこと無いのですが、要は留年です)、お先真っ暗。もう家族に迷惑掛けられないので、真剣に大学を中退しそば打ち職人になろうと思ったのです。
でも、あきらめなければまだ歯科医師の道が閉ざされた訳ではないと自分に言い聞かし、何かに挑戦してみようと思ったのです。
そこで、マンションの前のバス停から、目的も決めずに乗り込み、適当なバス停で降り、近くの本屋さんを探しました。とてつもなく分厚い本を読み切れたら、もう一度頑張ってみようと思ったのです。そのとき、見つけた本が『ダンス・ダンス・ダンス』でした。今考えると全く分厚くもないのですが、あまり本など読んだことない馬鹿学生でしたから、とてつもなく難しいチャレンジに思えたのです。
そこから、1週間ほど頑張って読み切る事が出来ました。今回は割愛しますが多くの事をその本から学ぶ事が出来ました。
それから村上春樹文学は私にとっての生活、考え方、生き方、哲学、宗教(ちょっと大げさか)にまで昇華し現在に至っています。まあ、誰にも迷惑掛けないし、自分の気持ちをリセット出来るし、私にとって村上春樹文学は無くてはならないものなのです。
前置きは長くなりましたが、今回のノーベル文学賞。とても、とても残念でした。昨晩は一人でこっそり泣きました。
ハルキストではない一般人がテレビの中で、『来年までの楽しみがまた出来ました』などと言っていました。
そんな戯れ言はハルキストの私としてはとんでもないことなのです。
ノーベル賞の決まりでは、死んだ人は受賞できないとあります。
人間なので明日生きている保証はどこにも無い。海外に良く出向く村上さんがテロに遭遇しないとも限らない。
ハルキストの夢は、良質な小説で、氏の紡ぎ出す蜜のような文章に長期間浸りたいのです。ノーベル賞を受賞すれば、きっと村上氏のモチベーションも上がるだろうし、創作意欲もたぶん湧くでしょう。
私の人生を救ってくれた良質の文章を多くの方に読んでもらう機会も増えるでしょうから、一年でも早く受賞してほしいと思います。
来年こそはノーベル文学賞受賞してほしいとハルキストの私としては思うわけです。
今日は、読者どん引き覚悟のしろくま先生の戯れ言でした(笑)

2014年10月 3日 (金)

フラップ形成

昨日のインプラントの出張手術での事です。
患者さんは、非常に体格の良い男性(でも、笑顔はとってもキュート)。
下顎に5本のインプラントを埋入予定。
骨が非常に硬い事は事前のCT撮影で確認していました。
そのため、堅い骨の準備をしっかりと行い、手術に望みました。

その手術の話の前にちょっとした豆知識を一つ。
歯肉と骨の間には骨膜という組織があります。
骨膜とは骨に栄養を送り、歯肉との接着に関与しているいわば『膜』です。
私たち歯科医師は、この骨膜が骨に通じている事をしっているので、この膜に麻酔を染みこませて歯の痛みを消しているのです。とっても大事な膜なのです。
手術の際には、この膜を傷つけないように、丁寧に骨から剥離していきます。
歯医者に成り立てで、あまり手術がうまく無いときは、この膜をグジャグジャに破壊して歯肉を剥離してしまうので、腫れたり、痛みが出たりするのです。
ですから、手術の際には大胆にしっかりとメスで切開し、出来るだけ骨膜を傷つけないように骨から剥離して行きます。こうすることによって、腫れず痛みが少ない術後になります。
豆知識終わり。

手術の話に戻ります。
手術で予想外の事態が起こりました。
骨がかなり硬い事は予想済みだったのですが、骨膜と骨がかなりしつこく癒着していてなかなか剥離が出来ないのです。つまり、骨膜と骨との接合もかなり硬かった(強かった?)のです。
もう、私も必死です。強く力を入れてもいけないし、力の入れ方を間違えると全く剥離出来ないし。
歯肉を切開して開くことをフラップを形成するというのですが、そのフラップがなかなかうまくいかない。
汗だくだくです。
ちょっと気が抜けたときに、メス先が滑って私の左手の人差し指をかすりました。
その瞬間、指先から鮮血が。
手術を一時中断して、グローブを外すと、私の指先の第一関節部分に見事なフラップ(切開によるお肉の開き)が出来ていました。それはそれは見事なフラップです。もうすぐで骨が見える位。
手術のフラップ形成が手こずっているのに、自分の指先に綺麗なフラップ形成を行ってしまいました(苦笑)。貧血を起こす程の出血です(苦笑)。
絆創膏できつくテーピングを行い、その上から滅菌グローブを行い手術に戻りました。
それで、緊張が解けたのか、問題のインプラントの手術は驚くほどスムーズに行うことが出来ました。
すべては気持ちの持ちようなのかもしれません。
手術後の状態も1日経って、腫れも麻痺も無く、痛みも少ないという連絡を受けたので、ほっといたしました(笑)。
私の傷は腫れてずきずきと痛んでいますが。