レスキューインプラント
先日のインプラントの手術の時の事です。
順調に手術が進んでいたのですが、インプラントを骨に埋入する際に、骨の一部が脂肪のように柔らかい部位があり、インプラントがしっかりと骨の中で固定ができませんでした。
これは少し心配だと考え、ちょっともったいなかったのですが、一度埋入したインプラントを外し、少し大きなサイズのインプラントに変えて埋入しなおしました。
本来は1回法という手術を1回で終了するプランを練っていたのですが、急遽2回法にチェンジ。
何とか、無事に手術を終えることができました。
ちなみに、1回開封したインプラントを使わなかった場合、いかなる理由があっても廃棄です。
使い回しは絶対禁止です。
インプラントは、急にこういった場合が出てくるので、常に備えが必要なのですが、私の場合、患者さんに入れるインプラントと同じ物を1本、サイズが小さい物を1本、サイズが大きい物を1本必ず用意して手術に望みます。
今回も、レスキューとして用意しておいた物を使うことで、うまく初期固定を達成できました。
インプラントを始めたばかりの頃は、こういった備えをする気持ちの余裕と経済的な余裕が無かったのですが、今は経験と経済的な余裕が出てきたので、無駄な出費と思っても、余計にスペアを購入するようになってきました。
そのため、全く動じなく、落ち着いたまま手術をしています。
事前の入念な診査診断と精神的な安定があれば自分の限界を超えなければ大丈夫な感じがします。
今日は少し、「えっへん!!」ブログになってしまいました。
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