徐々に成熟した感があります(W&I歯学研究会)
いわきに拠点を置くW&I歯学研究会もありがたいことに、今年最初のセミナーを開催することができました。
いわきの渡辺先生を会長に、西山令生先生、郡山の高原先生、私で幹事を務めています。
いつも、いわきの先生に任せっぱなしで、本当に申し訳なく思っています。
今回は、いわきで技工所を開業されています、トータルセラミック株式会社の松本慎司先生、幹事の西山先生に講演をお願いしました。
松本先生は、「チームプレーによる精密咬合」。
技工士さんで、ここまで考えられて技巧作業をしている方は少ないのかな?と思われるほどかみ合わせに精通されていて、大変感心するとともに、松本先生の技巧に対する姿勢も見習うところ大でした。うかうかうすると、歯科医師の方が勉強不足になりかねないと思うほど。大変勉強になりました。
西山先生は、AIG(イタリア咬合学会)のポスター部門で最優秀賞を頂いた時の報告と、「咬合違和感症候群について」という2編の発表でした。
西山先生のご活躍は、以前から存じていましたが、かなりに実力がおありだと再認識。
特に、咬合違和感症候群に関しては、保険医療中心の歯科医療に一石を投じるかもしれない問題を提起してくれました。
なかなかブログには書けない内容なのですが、私は、深く考えさせられました。
歯科のスキルを追い求めがちな歯科医療に、「もっとほかに考えなければいけないこと」があることに気がついた、大変よい講演でした。
それに伴い、会長の渡辺先生からも、「歯科医療は、人の人生を直す力もあるが、狂わす力もある。非常に責任のある仕事である」というお言葉も頂きました。
この研修会、徐々に、良い方向へ向かっているという感想です。成熟してきた感がると思いました。技術に重きを置いていた私は、反省しきりです。
研修後は、雄志があつまり、懇親会が行われました。渡辺先生からも今後の指針がしめされ、有意義な懇親会になりました。今後のW&Iが楽しみです。
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