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しろくま先生のブログ
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2013年10月14日 (月)

ピエゾとCTを使用した抜歯処置

最近は、抜歯処置が本当に楽になってきました。

それは、ピエゾと言われる超音波骨切削機とよばれる器材を使用して手術をするようになったからです。

ピエゾを購入して3年ほどになりますが、最初は、使い方が悪かったのか、骨にダメージを与える事は無かったのですが、とにかく時間がかかりました。

しかし、丁寧に使用していたら、3年のうちにとても早く器材を扱えるようになってきました。

Img_2346

経験上、この抜歯は歯が骨との癒着が酷いので時間がかかりそうだなと分かった場合は、すぐにピエゾを用いて癒着部位の骨を切削してしまいます。抜歯時間も通常の抜歯と同じ位に短縮できますし、患者さんに与える苦痛もほとんどありません。

またCTを用いて、難しい埋伏抜歯なども戦略的に抜歯出来るようになってきました。

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CTの写真は、今度抜歯する患者さんなのですが、上顎の骨に埋伏した親知らずです。

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いままでですと、2次元の写真を基に、ある程度予想して、抜歯処置を行っていました。

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そのため、切開部位が大きくなり、患者さんにご迷惑をおかけいたしていました。

しかし、3次元CT画像を使用するため、ピンポイントで埋伏歯を見つけることが出来ますし、これにピエゾを使用して抜歯処置を行いますから、術者として非常にストレスなく手術する事が可能になりました。

まだまだ、CTの可能性を私自身が見つけ切れていないので、今後も研鑽を積み患者さんの負担を軽減できるように頑張りたいと思います。