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しろくま先生のブログ
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2010年3月13日 (土)

悩みが増える拡大鏡

私が拡大鏡を診療に採用してからすでに7年になります。

拡大鏡とは、顕微鏡とは違います。拡大率は顕微鏡は26倍くらいまで見えますが、拡大鏡はせいぜい10倍まで。

顕微鏡は大きくて、値段も高いので、拡大鏡を使っているという訳です。本当は顕微鏡がほしいのですが・・・。

私は最初は、2,5倍という拡大率のものを使っていました。それでも、かなりの所まで見えます。格段に診療技術は向上しますし、治療成績もかなり向上します。

2年前に、2,5倍では物足りなくなり、8倍を購入しました。8倍になると、かなりの所まで見えるようになりますが、光量が必要になります。去年、拡大鏡に付けるハロゲンライトを購入しました。それまでは、7年前に購入したライトを使っていたのですが、そろそろ寿命なので、買い換えたわけです。

このハロゲンライトは、小さい割に、手術灯と同じ光量があります。これはかなりまぶしいです。最大で使うとまぶしくてとても目を開けていられません。そのため、LOW の状態で使っています。

この8倍の拡大鏡を用いて、歯の根の治療をしているのですが、これが非常によく見える。

顕微鏡ほどではないのですが、根の先の方までしっかりと見えます。今までの治療ではそこまで見えなかったので、手探りにて根の治療をおこなっていました。

しかし、今は根の先まで見えますので、だんだんと悩みも増えてきました。根の内壁にこびりついている汚れや薬、または残髄までしっかりと見えますので、それをがんばって取らなければいけないのです。今までは見えなかったので何とも思わなかったのに、今はしっかりと見えるので、取らなければいけないと必死になっています。

根の先は非常に繊細で細いのです。それに対応する技術も道具も用意しないといけません。時間もお金も掛かりますが、最近は、必死に勉強しています。

将来購入予定の顕微鏡なんか、もっと見えるはずなので、そのときまでに少しでも技術を向上させないといけないと思っています。

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