熟知した知識
研修会で、講師の先生の話を聞いて、いつも関心するのは、器具や機材、材料の知識の正確さや習熟度。
必ず、自分でその材料を試して、使用してみて、検証して、実績を出してから、論文なり、講演会なりで話をしている。
もちろん、それは自分を守るためでもあるし、メーカーの意図も働いているとは思う。
しかし、それを差し引いてもすごい知識。
自分で検証しているから、自信があるのは、いつも聞いていてわかる。
患者さんの体に触れるものだから、そうして当たり前なのだろうけど。
私は、どうも歯科医師は材料屋の意見を鵜呑みにしているとしか思えない先生を見かけることがある。
材料屋は、良いデータしか見せないし、話さない。
私は、材料を検証することは出来ないけれど、出来るだけ調べてから使うようにはしています。
論文を読んだり、似たような製品と比べたり。
新しい材料の注意すべき点は、説明書の中で、必ず見にくいところか、小さい文字で《注意》と書かれているので、まずはそこから読み始める。
これをするかしないかで、全くその材料の評価が変わる。
これをしないと自分の首も絞めかねないからね。
何時も思うのですが、それぞれの説明書を、しっかり、ゆっくり、読む事を誓いたいと思います。