子供の歯が多い時、少ない時。
歯の生える時期は個人差があります。
多くの赤ちゃんは、生後6~8ヵ月頃になるとはじめての歯が生えてきますが、歯の生えてくる時期には個人差があります。
また、歯の生える時期が早いから、体の発達や発育が良いということはありませんし、遅いから他の発達や知能が劣っているわけでもありません。その子なりの成長のしかたです。あまり神経質にならないようにしましょう。
乳歯は3歳頃に20本すべてが生えそろい、その後12歳ぐらいまでに永久歯28本に生え替わりますが、いずれも、半年~1年くらいは幅があります。
乳歯の数が多いか少ないかは、3歳を過ぎれば、見て分かりますが、永久歯の数が心配な時は,5歳ぐらいになったら、歯科で口の中のレントゲンを撮り、永久歯の状態を調べてもらうと良いかもしれません。
検査の結果、永久歯の数が少ないと分かった時は、処置を歯科医と相談します。もともと出来上がらない歯を先天性欠如歯といいますが、永久歯では足りなくなる場所がだいたい決まっているので、成長に合わせて対策を考えて行きます。
歯の数が少ないために噛み合わせや歯並びが悪くなりなどの恐れがあるときは、補隙c装置(ほげきそうち)を入れたり、歯列矯正を行うケースもあります。
なお、「親しらず」と言われる一番奥の第三大臼歯は、17歳~21歳頃生えてきますが、もともと少ない人も少なくありません。全部あっても位置が悪く、炎症などの原因になる場合は抜歯することもあります。
歯の数が多い時にも早めに医師に相談をしましょう。
歯の数が多いのを過剰歯といいます。乳歯で起こることは少なく、一見して分かるのであまり問題になりませんが、噛みあわせがずれるようなら抜歯することもあります。
永久歯では、上の前歯によくみられます。本来の永久歯の間に割り込むように生えてくることが多いのです。乳歯は正常でも、たまたま撮影したレントゲンで発見されることもしばしばです。
本来の永久歯より早く生えてくるので(5歳ころ)、先に乳歯を抜いて過剰歯を生えさせます。本来の永久歯が生えてくるころ、過剰歯を誘導します。困るのは、逆性といって上に埋まっている過剰歯です。5~8歳までの間に抜歯する必要があります。
参考文献 こどもの歯をじょうぶにするQ&A64 羽田宣裕著 小学館
子供のころ思い出します
乳歯がグラグラして、食べたときの痛み
とか、自分で抜いたときの喜び 大声をあげた
ものです
すると 間もなく また次がグラグラになるのでした、