大変な時代になったものだ。
ほんの数ヶ月前まで歯科での大問題は「歯科衛生士さん不足」という事でした。
しかし、今の問題は歯科医技工士不足ということです。これが本当なら大変な事です。
特に義歯を作成する技工士さんが不足しているとの事なのです。
今の若い世代の先生は、インプラントが花盛りですが、インプラントを選択出来る患者さんは、限られたごく一部だと思うのです。
加齢に伴い、歯質や歯周の悪化により、歯がドンドン抜け落ちてしまう場合、やはり現場の第一選択枝は義歯なのです。
技工士さんの仕事はかなり過酷で大変な事だと思います。本当にこの仕事が好きで無いと勤まらないと思います。医師の世界でも華やかな審美歯科の技工には人が集まりやすいですが、地味で技術力が必要な義歯が敬遠されてしまうのも無理はありません。
何とかして、歯科技工士さんの育成をもっともっと始めないと、義歯を使えない「噛めない高齢者」が続出して、人口減にもなりかねません。大げさでは無く本当の事です。
当院は技工士さんが常駐していて安定した性質の良い義歯を作成出来ていますが、子供の時代までこういった問題が続くようなら歯科界に暗雲が立ちこめていると言っても過言ではありません。。。。




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