慢心か?
今月初めに京都大学医学部にて脳手術の医療事故が発生しました。
脳というのは非常に特殊な器官で、頭蓋骨という容積の決まった容器に脳が収まっているので、脳内が腫脹する原因となる腫瘍は例え良性といえども危険なので外科手術にて切除するケースが多いと聞きます。
悪性の腫瘍を取り忘れ、呼吸を司る脳幹部を病理の結果を受け入れずに取り去ってしまったために起きた医療事故みたいです。
執刀医は40歳台のベテランで今回と同様の手術を100ケースほど経験があるそうです。
脳と歯科では圧倒的に危険度が違うのですが、私の場合、インプラントや親知らず抜歯をする際には徹底的な事前確認と診断を何度もします。
抜歯の場合は、神経の位置をいろんな角度で確認し、切開の位置と歯牙の切断の量や角度を年度もシミュレーションします。
インプラントの場合もシミュレーションソフトを用いて何度も何度も確認しますし、手術中は動画にて手術室にいるスタッフ全員と確認し、手技一つ一つを声に出して記録してもらい、短針という器具にて確認しながら先に進めています。
それでも判断に迷い時があり、どうしても困難な時はきっぱりと手術を中止する事もあります。
頭を下げて再手術をお願いする事もあります。
慢心で手術を失敗するより何倍も良いです。
ただ、手術迷ってしまい、進むか止めるかの判断は非常に難しく、執刀医も悩んだろうし、患者さんも非常に気の毒です。




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