忘れた時はありません。
先日、高校生の娘さんが歯列不正の相談のためにお父さんと来院しました。
このお父さん、かなりイケメンで厳格でしっかりしていて・・・・まあ、いわゆる男からみても「イイ男」っていう感じなのです(お父さんも私の患者さんです)。
そのお父さん、娘さんの歯並びが気になるみたいで、いつもの厳格な態度から我々には決して見せない心配する感じがちょっと見え隠れ。
その様子を見ながら私は「分かる、分かるよ、その気持ち」と思ってしまいました。
娘さんは結構素っ気ない態度なんですけどね(これも世界共通)。
男親は娘に対しては奥さんには感じ無い特別な感情が芽生えるのです(無限の愛情とでもいいますか)。
よくテレビなどのメディアで「・・・に対しては忘れた事はありません、想わない時はありません」とかいう方いますよね。
最初は「そんなことあるかい!」と上から見ていたのですが、娘が東京へ行ってしまってから、いつでも娘の事を考えているのです(どんな時でも心配しているのです)。決して忘れた事はありません。
自分でもこんな事あるんだって不思議なのですが。
もちろん、息子の事も考えて居るのですが、彼はまだ自宅で生活しているので心配ごとは自分で確認できるし、話し合いが出来るから頭の片隅に出てくる事は少ないのです(テストや試合の時は心配しているのですが)。
村上春樹さんの小説では無いのですが、家族はもはや自分の「影」の様なもので、決して切り離す事が出来ない存在なのです。
だから、娘さんの歯列を気にするイケメンのお父さんには深く深く共感いたします。
涙。




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