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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2016年6月22日 (水)

逆算の思考力

私の趣味の多くは、机の上でじっくり考え込みながら作業するものが大好きなのです。
このブログを書いているときも似たような感じです。
子供たちが外出しているちょっとの時間や、夜家族が寝静まった時に作るプラモデルや読書、パソコンでの仕事などです。
で、今はまっているのは、実は『レゴ・ブロック』なのです。
初めは、子供の教育に良いかなと思って始めたんです。
説明書を見ながら自分でブロックを探して組み立てるというのは、子供の育成には適しているなと思っていたんです。
子供に興味のある題材を選んで、時間が掛かってもいいからっていって渡すとちょっと間違ったりしますがキチンと作るんです。時間はかかりますが。
で、分からないところや間違った所を私が手直ししたり作ったり。
そのうち、これってかなり面白いなって目覚めちゃったんです。
レゴブロックはプラモデルと違って、パーツが袋にごちゃ混ぜに入っています。しかも凄い数。
似たような幾何学的な形態のブロックです。それを説明書を見ながら目をこらして一個一個丹念に探します。それはそれは凄い集中力。全く見つからない時は1日以上パーツを探す事に費やされる事もしばしば。そんな時に限って手許にあったりするのですが。
子供はもの探すという作業中に飽きちゃうみたいなのです。
しかし、このパーツを探すというのは本当に心の修行です(苦笑)。
まず、見つからないのは、メーカーがこのパーツだけ入れ忘れたのでは・・・?と疑いだすのです。
次に、私がどこかに無くしてしまったのか・・・・?
もっと酷いのは、子供が無くしたのか?と要らぬ疑いを掛けまくるのです。
しかし、そんな心の葛藤を払拭して精神を統一してレゴブロックを探していくと、一筋の光が導き出してくれる様に目指すブロックが目の前に現れます。
そのしてそのブロックが私の心に語りかけます。
『ルーク、心の葛藤をはね除け、よくぞ探し出した。フォースと共にあらんことを。』と。
まあ、ここまで大げさではないのですが、けっこう嬉しいものなのです。
また、大人用レゴの醍醐味はその精巧さにあります。
レゴってただのブロックなのですが、作っている時は、なんだか分からないのです。作っている物が。
しかも、説明書は英語だし、かなり大雑把なんです(それがいいんですが  笑)。

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それが何日も組み上げていくうちに、だんだんと形が現れます。
いつも関心するのは、このレゴを設計したメーカーの方は、完成した実物をまず頭に思い浮かべてそれを逆算で組み上げるブロックを考えているのだろうと思うのです。
実際、完成するとそんなところ隠れてしまって見えないし、そこはそんなに精巧に色分けする必要無いんじゃないか?とかそんなに複雑な設計にしなくてもって思える所が本当に多い。

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車とか飛行機とかも、実際にエンジンは手動では有りますが動きますし、ドアの開閉もキチンと出来ます。本当に凄いといつも関心してしまいうのです。

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治療終了のイメージから、治療の段取りを付け、治療計画を立て、患者さんの生活に支障が少ない用に、出来るだけ早く終わるようにと逆算の思考で考えながら進めていくという歯科の治療と似ていると勝手に関連付けて、私の脳トレと位置づけてこれからも暇を見つけてせっせと作って行きたいです(仕事に関する脳トレだから経費だろという逆算の思考は、趣味の割合が98%なので却下)。
ただ、この大人レゴ、かなり高額。

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いつも那須ガーデンアウトレットにあるアウトレット・レゴやAmazon、東京駅地下にあるレゴショップ等でお値打ち品が出ていないかいつも目を光らせて、4ヶ月に一個の割合でこっそりひっそり買ってほくそ笑んでいるのです。
最後に写っている赤い塊は今作成中のフェラーリF40です(笑)

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