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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2026年6月26日 (金)

薬か抜歯か!!

LIONから歯科医院宛てにDMが定期的に届くんです。

かなり面白い小冊子なのですが、その中に「宇宙と歯科」という日本宇宙歯学研究会の前田初彦先生のトピックが書いてあったのです。一般の方がなかなか読めない話なのでかいつまんでご紹介。

そこには「宇宙に行くなら〔歯の健康〕が第一」と銘打っています。

抜粋してみます。

宇宙飛行士になるには、う蝕(虫歯)や歯周病だけでなく、治療したての歯や入れ歯についても口腔検査が行われているのだそう(そりゃそうだ)。宇宙に行ける人は歯も健康でなくてはいけないのだそう。

宇宙環境では、常に閉鎖環境のストレスがたまるため、免疫機能が低下するほか、無重力の影響で体液が体の上部でむくむ「体液シフト」など、さまざまな影響を及ぼすそう。

また、地上に戻ってきた時に自立で立てないのは、無重力での骨吸収が原因です。これによって唾液中のカルシウム量が増えて歯石も形成されやすい状態になります。また口腔内では唾液分泌量が低下し、バイオフィルムが形成されやすい事も挙げられるため、宇宙に行く前という間は口腔ケアは最重要といえるのだそうです。

宇宙では「抜歯」が唯一の歯科治療

宇宙には歯科器具も持って行きます。宇宙空間での歯科処置は「痛み止めを飲む」か「抜歯」の二択なんですって(驚!!)。そのため持参すす器具も最小限。万が一に備えて宇宙飛行士同士で歯を抜く事もできるよう、フライト前に抜歯の訓練も行うそう。とはいえ、実際には歯科器具が使われたケースは過去にはないのだそう。

私が聞いた宇宙飛行士の話では、「虫歯がある人はそもそも宇宙飛行士に選ばれない」と聞いた事があります。私の聞いた話と今回の話を合わせると、宇宙空間での虫歯の治療は命がけになる可能性がありますね。

抜歯処置はとても技術的に難しく、歯科医師であってもキチンと抜歯が出来るまでには長い年月がかかるものなのです。それを一発勝負の宇宙空間で行うというのは、宇宙飛行士は度胸も一級品ですね(笑)。

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