買い換え。
大学院時代に研究していた事は「部分入れ歯の重合歪み」というとっても地味な研究をコツコツとやっていました。
毎日、診療の合間に計測用の模型を作成し、計測し、重合し、計測し、壊し、模型作成し、計測し・・・・・・・・という毎日でした。
このような時代遅れ(失礼しました)な入れ歯の研究(本当は入れ歯と細菌の研究がしたかった・・・)をして、自分のプラスになるのだろうか・・・と葛藤しながら研究生活をしていたのです。
で、いざ自分が開業してみて、気がついたのですが、毎日計測していた入れ歯の研究で、私は今ご飯が食べられるのです(笑)。派手な研究は日常の臨床では希で、いつもは地味な入れ歯の仕事がほとんど。
入れ歯の歪みの研究が毎日の臨床にとても生きています。あのとき少し腐っていたけど、今ではこの研究を与えてくださった教授には本当に感謝しているのです。岸教授ありがとうございました。
で、その入れ歯の歪みを解消してくれる入れ歯を作成する機材を開業当時から導入していたのですが、20年経過し、ついに故障してしまったのです。古い機材なのでパーツも無く、仕方が無く後継機を導入。
多分、私が引退するまでは使っていきたいとの願いを込めて。
これからもよろしくです。
(最初の写真が古い機材 下の写真が新しい機材)
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