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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2025年12月 8日 (月)

平場の月

今年最後の三連休の最終日。息子が風邪で娘も塾。奥さんは申し訳ないけど息子のケアがあり、一人ぽつんと映画を鑑賞する事にしました。ちょど月曜でメンズデーで1000円だし。

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なんの当ても無く駅前のテアトルへ。上映前だった「平場の月」を観賞する事に。

最初に感想を言ってしまうと、泣きに泣きました。本当に一人で観賞して良かった。劇場を出た後に顔中涙で真っ赤になったのを周りの人に悟られないようにマスクを目深にし、帽子も被ったのですが、劇場をでた全ての人が私と同じような顔していました(笑)。

平場の月は若い方の恋愛映画ではかく、シニア層のほろ苦恋愛映画。若い頃の様な「恋愛が人生の全て」という訳にはいかないシニア。介護や仕事の重圧、責任、お金の問題。色々と制約がある中でのどうしようもなく発散できない恋心。

しかし、シニアならではの身体の問題もあり、「どうして、こうも世の中は上手く行かないものか?」と思わざろうえないのです。

青砥健将を演じるのは堺雅人で、須藤葉子を演じるのは井川遙。

須藤は青砥の初恋の相手。病院の健診で青砥は悪性の可能性のある事を医師に告げられる。病院の売店で自暴自棄になり寿司を手に取り支払いへ。その支払いのレジ打ちが須藤だったのです。自暴自棄の青砥は普段なら挨拶ぐらいで立ち去るところを、思わず声を掛けて公園でしばし話す事に。そこで、お互いの愚痴を言い合う「互助会的な」付き合いをすると「契約」する。

そこから徐々にお互い助け合う仲になっていくのだけれど・・・・・。

須藤は周りに迷惑を掛けるなら、自分が犠牲になるという決して弱音を見せない「太い」性格。青砥は自分の気持ちをなかなか表現出来ずに周りに流されやすい優しい男。

須藤の様な女性は確かに存在すると思うし、青砥の様な男性もいる。あまりにも普通の二人で、まったく目立たないけど、ゆっくりではあるが気持ちや情を育てていく描写は見事。

しかし・・・・・・運命は残酷。

これは、シニアには一度観賞して貰いたい。若い人にはちょっとじれったく感じてしまうかも。

とにかく、休日に良い映画を鑑賞出来て感謝に堪えない55歳シニア男性でした。

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