しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2026年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« 懐かしい過去からのプレゼント。 | メイン

2026年2月28日 (土)

顎関節症の治療を標榜している整体師さんへ。

人間の体を構成している組織としては、骨、臓器、筋肉、血管、神経、皮膚、皮膚といった所でしょうか。

上記のパーツ群を一つにまとめているのが骨格や筋肉で、それらに動きを生み出しているのが関節といわれる箇所です。その関節の位置を正しく固定させている、つまり、ひもでまとめているのが靱帯です。

体の中で稼働する部位、手首、足首、首、背中、その他諸々あると思いますが、関節可動の移動距離や力の掛かり具合によって、靱帯の性質は異なります。

つまり、よく動く関節部位の靱帯はしなやかで、伸びても異常が少ない。一定の方向へしか動いてはいけない靱帯は固定の意味合いが強いため強く強固です。

良く整体で体の凝り(つまり固まった骨膜や靱帯を剥がしたり、伸ばしたり)をとる施術を私も受けますが、それはよく動く靱帯が動かなくなった箇所です。

顎関節症を整体の売りにしている先生がいらっしゃいますが、その行為は非常に危険です。

顎関節の靱帯はしっかりと下顎頭と関節窩が一定方向へ動き、かつ関節円板が下顎頭から剥がれない様にキツく硬く固定されているのです。

下顎を思い切り可動させ、硬くしまった顎関節周りの靱帯(外側靱帯、間接包、副側靱帯)を関節円板から引き剥がし、ゆるゆるにしてしまうのです。これでは関節円板が前方に移動してしまい、下顎頭の滑走運動を阻害してしまうのです。

関節窩と下顎頭の間にある関節円板が位置の移動で、前に落ちますから下顎頭が上方へ異動し、奥歯の噛み合わせがズレます。患者さんはこの時、「今までよりもしっかりと噛めるようになりました。」と勘違いしがちですが、それは間違いです。この状態を長期にわたり続けると、下顎頭の変形が起こり、治療が大変難しい状態になります。

こういった患者さんが来院される事がありますが、咬合時痛から始まり、知覚過敏、最後には開口障害へと移行いたします。

ですからくれぐれも顎関節部位を施術する際はご注意くださいませ。

L1001910