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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2016年7月 2日 (土)

収拾がつかなくなる前に

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患者さんが初診で来院した時に必ずしなければいけない事があります。
それは、資料を採取しなければいけないと言うことです。
資料というのはどんなもを指すのかと言えば、、、、、、。
口腔内写真、歯周病検査、X線、筋触診等を示し、他に患者さんの主訴(訴え)や悩みなどを書き留めておくということになります。
他に必要があれば、口腔内模型、顎機能検査、歯ぎしり検査等々を採取していきます。
以前は資料の重要性をそれほど理解してはいなかったのです。お恥ずかしながら(苦笑)。
諸先輩や学術書に資料を採取しなさいって書いてあるから仕方が無くっていう感じでした。
資料の採取は積極的に進めるのに、それを有効活用するすべをすべを知らなかったのです。
しかし、友人で噛み合わせの師匠である西山先生に資料の『正しい』採取の方法、資料の活用方法、資料の整理方法、資料を正しくまとめ、患者さんや同じ歯科医師へのプレゼンの仕方等々をきっちり教えて貰いました。
こうした細々としたことをきっちりと指導してもらうと、これまで自分の中で評価が低かった資料が宝の山に思えてくるのです。
今まで膨大な資料を採取して来ましたが、それらをきっちり整理してこなかったので、全く使えないのです。かえすがえす残念に思います。時間を見つけてコツコツと使えるように整理していきたいと思っています。
西山先生は、最近はクラウドへ資料を保存しているみたいなのですが、以前、HDにまとめている時は、「火事や震災があったときは、このHD1個だけ持って逃げれば、また医院は再建出来る」という名言も頂きました。
特に、西山先生に口を酸っぱくして言われたのは、「採取した口腔内写真やX線写真は、絶対にその当日に整理を終わらせておく」ということでした。
やはり、診療中に口腔内撮影を目的を持って撮影している訳ですから、撮影した当日は、頭の中にメモや注意事項が入っているのです。何日か経過してしまったり、撮影した写真が溜まってしまうと、写真の整理だけが目的になってしまい、肝心のメモを書き留めておくことが出来なくなってしまうのです。
先ほど私が資料の整理をしなくて全く使えない資料というには、実はこういうことなのです。
資料は生きの良いうちに形にしてしまって、使える資料を毎日作っていくというのが、歯科医師としても実力を上げる秘訣かもしれません。
本当に地味でつらい筋トレみたい。あとからじわじわと効いてきます(笑)。