先月研修に持っていた本、『白と黒が出会うとき』 がちょうど、宿泊しているホテルで読み終えてしまいました。

この本、診療報酬を担保にしてお金を借り、それをきっかけに病院倒産になっていいくという、私にはとても恐ろしい話。

でも、私は、全然おもしろくなかったです。内容が先の先まで読めてしまって、全く読み応えが無かったのです。

残念ですが。特に、ちょっと波乱が起きそうな場面での緊張感がまったく欠落していて、すこし残念でした。

その晩、読む本が無くなってしまい、寝間着から、着替えて夜の本屋へと向かいました。

品川には、ちょうど良い本屋を知らないので、駅の構内の本屋へ。

そこで、なんと貴志祐介さんの新刊を発見。『悪の教典　上下』

貴志さんの本には裏切られた事がないので、とても分厚い本でしたが、

迷わずに2冊購入。早速、ホテルに戻りむさぼるように読み始めました。

今回は、めちゃおもしろい。いつになく傑作。

さすがだなと感心。

本の最後にさしかかったときは、もったいなくて、もったいなくて、しばらく読むのをやめようかと思うくらい。

しかし、ホラーを書かせたら、この人は上手いわ。

おもしろい本に出会うと、毎日の生活に張りがでるからうれしい。