いやはや、困難な状況でも楽しめるのか
学会へ赴くと、「これでもか!」と言わんばかりの学術発表がどっさりと行われております。
私も大学院の時に自分の研究を顧みると、「私の研究って誰かの役になっているのだろうか?」と疑問に思うばかりでした。
私も還暦の影が見えてきて、日々の診療にも自信が出てきているのですが、治療がとても上手くいったと思っても患者さんの痛みが取れないというどうにも悩ましい状態が出てくるときがあるのです。
要するに、自分の診療に過信していて、勉学が散漫になっていたという証拠でもあるので、反省しているのですが、全くもって痛みが出る理由が分からない。
こんなことが年に1〜2回あるのですから、歯科の治療は奥が深いのですね。
私は人に聞くのが苦手なので、論文や清書をあさって原因究明を図ろうとするのですが、別な知見をその時に得られたりして、還暦が近くなっても、面白くてこの仕事は辞められないのです。
身体はそろそろポンコツな状態なのですが、脳はまだまだ進化している様なので、もうしばらくこの仕事を楽しみたいと思います。




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