オーバートリートメント(過剰医療)。
セカンドオピニオンという言葉を知っていますか?
それは、かかりつけ医以外の先生に助言を求める事を意味します。
なんだか、今年はセカンドオピニオンの患者さんが多いように思います。先日来院した患者さんもその一人。
どうにもかかりつけ医の治療内容に納得がいかないので、代わりに説明して欲しいとの事でした。
その内容を詳しく書く事は出来ませんので、フェイクを交えながら書かせて頂くと、「削らなくても良い歯を削る」「抜かなくて良い歯を抜歯する」「歯並びが悪いからかぶせ物で揃える」「歯の位置が悪いから抜歯してインプラントにする」といった感じでしょうか?
長い間歯科医師をしていると、どんな状況が「歯を悪化させる」かと言われれば、先天的状況より後天的状況でより悪化している気がします。そこで、圧倒的に多いのが「削った歯のう蝕罹患率」が削っていない歯の数倍にも膨れ上がるという事実。
これはご批判覚悟で書きますが、オーバートリートメント(過剰医療)を提案する歯科医師の気持ちの痛いほど分かります。今年ほど経営が難しい年は珍しい位、材料費や保険関係の機材購入、人材不足等がドンドン重なり(当院は機材の破損の加わります 汗)、かなり苦しいといえます。日本中の医療機関が。
だからなのかな???
とにかく今はお仕事をされている方全てに厳しい世の中です。



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