噛み合わせを諦めないで
私が開業した時に比べると、私自身もかなり成長している事が実感出来ます。
今日のブログは何だか謙虚のかけらもありませんが・・・(苦笑)。
自分で開業して分かった事としては幾つかあります。
大学では補綴学という入れ歯やインプラントを専門に勉強していました。
ただ、開業してみると入れ歯やインプラントだけをすれば良いと言うわけではないのです。
むしろ、得意な入れ歯やインプラントにならない治療や指導を行っていかなければいけないということなのです。
これには愕然としました、気がついたときは(!!)。
自分の歯を失った結果、入れ歯やインプラントになるので、歯を失わないような治療を行う必要があるのです(つまりは予防です)。
入れ歯やインプラントの場合は、欠損部位の粘膜の状態や骨の状態、対合関係などを詳しく精査して治療(または手術)していきます。
ただ、入れ歯やインプラントにならないように考えて過ごして行くと、なぜ歯が抜けてしまったのだろうという至極当たり前の疑問が出てきます。
ここで考えなければいけないのは、歯並びの悪い後期高齢者(呼び捨ての様で申し訳ありません)少なくないか?
歯が残っている後期高齢者はみんな歯並びが普通か悪くない場合が多い気がします。
つまり、歯並びが悪い患者さんは、歯が抜けてしまっている可能性が高いと思ったのです(少し考えが飛躍しすぎかもしれませんが)。
不幸にして抜けてしまった場合は、全身全霊を掛けて欠損補綴(インプラント、義歯)をしてまいりますが、その前の段階で止められるなら食い止めたいなって気になっています。
残念ながら、現段階で歯並びをキチンと治す治療法は保険治療では選択肢が少ないのですが、もし保険適用になった場合は直ぐに保険で治療したいとも思っています。
自費治療でしか治療出来ない場合が多い現在の噛み合わせ治療ですが、興味のある方はお問い合わせください。
押しつけみたいなブログで失礼しました。
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