知的生産の技術
梅棹忠夫著の『知的生産の技術(岩波新書)』を手にとって、読み始めたのは大学院時代の気分がかなり低迷している時でした。
何をやってもうまくいかず、実験データはやり直しのくり返し。
実際に購入した本は、実験のやり方を書いた本などではなく、創意工夫の仕事の仕方を説いた良著でした。
その後、もう一度読み返したのは、開業して自分の仕事の仕方に一ひねり加えたいと思っているときでした。今から2年ほどまえです。
先日、大宮の駅構内の書店で『達人に学ぶ「知的生産の技術」』という最新版の本が発売されているのを見つけました。
昔の『知的生産の技術』はアナログの本でしたが、今回の新書はアナログからデジタルにうまく仕事の仕事を変換して、自分なりに工夫して仕事に役立てているものに変化していました。
ちょうど、帰りの新幹線内で読む本を探していたところなので、すぐに手に取りました。
半分は自慢話、半分は実益のある話といった内容でしたが、この自慢話を読者は求めているのだと思っています。読む側は、かならず自分に立場を置き換えて、こういったHOW TO本を読んでいると思うので、かなりこういった自慢話はモチベーションのアップになつと思います。
歯科は、基本的に医療系の仕事なのですが、氾濫する情報をうまく自分の中に取り込む技術のヒントにこの本はなったかなと思います。
まあ、研修会帰りの「勉強したいモード」になっていないと、なかなか手にとって読むことは出来ないのですが・・・。
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