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しろくま先生のブログ
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2009年2月12日 (木)

歯ブラシ2

昨日の続きです。

本日も沼部先生の著書よりお届けいたします。

◇歯ブラシの毛先の特徴

歯ブラシの毛先は細くしなやかで、弾力性があります。これを上手に利用しましょう。むし歯(齲蝕)や歯周病の原因は、歯の表面に付着したり、噛む側にある溝や、歯と歯肉の間に入り込んだプラーク(歯垢)です。これを毛先を使って掻き取ってしまうのです。

◇当て方

歯ブラシの当て方は、毛が開いてしまうような強さではなく、歯ブラシの毛先が、ややしなる程度にします。

ここでは、歯周病予防に効果的な毛先を使ったスクラビング法を紹介します。この方法は、歯のほっぺた側では歯と歯肉の境目に毛先が入るように当て、舌のある裏側では、毛先が歯の表面に直角に当たるようにします。

◇動かし方

歯ブラシの毛先を歯に当てたら、小刻みにやさしく左右に揺するようにします。あまり強く大きく動かし過ぎるとかえって汚れを取る効率も悪くなりますし、歯肉を傷つけたり、長い間には歯の表面が削れる原因になります。

汚れ具合にもよりますが、1本の歯に当てたら、その場所で左右に10回から20回ぐらい、歯ブラシの頭を揺するように動かします。

◇みがく順番

大切なのは、全部の歯をまんべんなく磨くことです。上顎の歯の磨き方を例に挙げると、右上のの奥歯のほっぺた側から磨き始めたら、そのままほっぺた側を前歯を通り左の奥歯の方へ歯ブラシを進めていきます。最後の歯までたどり着いたら、歯ブラシを裏側に移して、今度は左上から右下へ向かって道草をすることなく歯ブラシを移動させていきます。そして、それがすんだら、上の歯の噛む側を奥の歯から順番に磨いていきます。

この後は下の歯も同じ。奥歯の裏側が気持ち悪くなって苦手な方も工夫して頑張ってみましょう。『磨くことと、磨けていること』は違います。それには自分の口にあった歯磨きの方法を覚え、習慣づけることが必要です。

参考文献 絵で見る予防歯科 沼部幸博著  クインテッセンス出版

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