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2006年8月18日 (金)

アレルギーその①

今日から何回かに分けてアレルギーに付いて考えてみたいと思います。

まず、アレルギーの語源からです。

アレルギー(Allergy)は、allos(other)とErgon(action)の造語で、「変じた反応能力」という意味があるようです。

何が変わった反応なのかといえば、「免疫応答が変わっている」「免疫が正常ではない」ということです。

免疫が正常でないという状態とは、どういう状態をさすのでしょう?

①免疫反応が起こらない(免疫不全)

②必要以上の免疫反応が起こる(アレルギーまたは過敏症)

上記2つの状態を指します。

話は変わります。

1796年にJennerが天然痘の予防に成功し、1890年には北里柴三郎博士がジフテリアと破傷風の抗毒素による血清療法を開発しました。

その時に問題が起こりました。問題は異種動物の血清を使用したために、じんま疹、発熱、ショックなどの異常な反応が起きたことです。

このように、生体にあらかじめ何かの処置をしておくと、前と変わった反応が現れる事が分かり、これをAllergy(アレルギー)と呼び始めました。

少し、話が難しくなってしまいましたが、明日もアレルギーの話を続けます。

参考文献 メディカルインタビュー デンタルダイアモンド社

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