5分間の口腔ケア
DENTAL TRIBUNE紙からのトピックをご紹介いたします。
東北大学大学院内科病態学の研究グループ(佐々木英秀教授ほか)らが、「5分間の口腔ケアで高齢者の肺炎発症、死亡率低下、さらに認知機能の低下抑制にもつながる事を確認した」というのです。
その研究の詳細はといえば・・・・。
11の老人保健施設の入所者417例(平均年齢82歳)を対象に、毎食後5分間の口腔ケア(ブラッシング、不十分な場合は消毒を追加)を実施。
ケア有り群、ケア無し群にランダムに振り分けて、肺炎の発症と肺炎による死亡率を2年にわたり追跡しました。
追跡期間中に肺炎を発症していたのは、ケア有り群11%、ケア無し群19%、肺炎による死亡率もケア有り群の7%に対し、ケア無し群では16%と高く、口腔ケアを行っている群で有意に肺炎の発症と重症化が抑えられている事が示された。
全般的知的機能検査 MMSE(映画「明日の記憶」でも行っていました)でも、ケア無し群では2年後に3.0ポイント低下していたのに対し、ケア有り群では1.5ポイントの低下にとどまっていました。
日常生活動作の減退も口腔ケアの効果は、歯のあるなしに関わらなかったようです。
驚き!
肺炎と認知症が一番怖い、
頑張ります。
ティースさま
口腔衛生はしっかりした方がいいと言うことですよね。
私もこの記事はびっくりしました。