1歳6ヵ月検診再び
以前も書いたのですが、先日、また1歳6ヵ月検診に行って来ました。
今回は、天気が荒れ模様で、ちょうどその時間は大雨が降っていました。そのため、検診にこられるお子さんが少ない印象がありました。
前回の感想は上唇小帯が多いという感じがあったのですが、今回の感想は、非常に虫歯が少ない代わりに、「開咬」という状態のお子さんが多いことに驚きました。
この「開咬」という症状はカチッと口を閉じた状態でも上下顎の前歯が噛み合わずに空いてしまう状態の事です。
お子さんの場合、最大の原因は「指しゃぶり」にあります。
お子さんが、長時間指をしゃぶっていると、歯に当たっている指が歯に圧を加えてしまい、矯正力が発生します。そのため、上の前歯が前方へ傾斜したり、また反対に、下の前歯が舌側に傾斜したり、歯が垂直的に移動するため、上あごが狭くなってしまいます。
また、この弊害として、口が閉じないため、常に口腔内が乾燥状態になり、唾液による歯のコーティングが無くなってしまうため、虫歯が多くなってしまいます。
またこの指しゃぶりという癖が止められないと、成人してから矯正をしたり、また状況がひどいと手術をして治して行かなくてはならない場合があります。
ですから、お子さまの指しゃぶりをみつけたら、心を鬼にして止めさせてください。
おしぁぶり(ゴムでできている乳くび)も、
同じ事が言えるのでしようか。
ティースさま
そうですね、とても良い質問です。おしゃぶりはゴムで出来ているものが多いので、指しゃぶりよりは、害はないのかもしれません。しかし、やらない方がいいのかもしれません。