失敗が一番の学び。
若い頃は勢いがあるのか、一発で成功させるのが当たり前と思っている節がありました。
当然、一発で成功する程、世の中は甘くはありません。必ず失敗し、挫折し、落ち込むという負の連鎖が始まってしまい、鬱々とした生活を送る事が良くありました。
友人の中には、どんなこともにも上手く立ち回り、何でも成功させてしまう奴がいました。
当時は本当にその友人の能力に嫉妬し羨んでいたのです。
卒後にその友人と良く合うようになり、プライベートでも仲良くなりました。何でも成功させる友人なので、さぞ完璧な生活を送っているのと思っていましたが、結構普通で私たちと何ら変わらなかったのです。
その友人の話をするうちに分かってきたことがありました。彼にあって、私にないもの。
それは「プライド」でした。私は出来なくても「自分は能力がないから、馬鹿だから」と自分を卑下し、諦めていたのですが、その友人は諦めが悪くて、出来ない自分が嫌いだったのです。つまり極度の負けず嫌いだったのです。プライドが高めでしたから、自宅では沢山勉強し、ミスし、失敗し、落ち込んでいたのだそう。しかし、出来ないという自分が許せなく、出来る様になるまで、日程を調整しながら頑張ったということなのだそう。
プライドが高い彼はそれを他人に知られるのを極端に嫌っていました。なんせプライドが高いから。
つまり、私は本番の1回の失敗でしたが、友人は本番までの間、何回もの失敗を経験していたのです。
当然、何度も繰り返していけば本番は成功する確率が高くなります。
つまり、学校の成績が悪い私はプライドが低く、負けても悔しくもなく、予習と復習を甘く見ていたのです。
大学院へ進むと、優秀な奴ほど常日頃から一人でコツコツと失敗し(笑)、コツを覚えるというサイクルを繰り返していました。しかもこんな奴がゴロゴロいました。
部活の場合、強い奴と弱い奴の違いは、才能を別にすれば練習量と悔し涙を流した数が圧倒的に違うのです。
我が子かわいさからいうのでは無いのですが、息子は部活のない日は一人で走ったり素振りをしたり、試合で負けた日は直ぐに自分の試合(我々が動画を録画するのです)を見返して反省しています。
めちゃめちゃテニスが上手かった先輩と同じ事をするので、息子も負けず嫌いでプライドが高いんだなって思います。頑張れ
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