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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2017年3月17日 (金)

バグ

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去年決めた目標の一つに「2017年は本を買わない」というの事を掲げました。
私の場合、本当に病的に本を購入してしまうのです。
お小遣いの大半を本につぎ込んでしまうので、いつも私のお財布事情はお寒い限りなんです。
で、私のブレーンとも言うべき友人が、「本には賞味期限が無いんだから無理して買わなくても良いと思うよ」と至極真っ当なご意見をちょうだいしました。
幸い、積読の本が山のように有りますから、読む本が無いという飢餓状態には陥っていません。
そんな今年、つい買ってしまった本がありました。
それはなんとビジネス本の『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡著』。
今年の1月に本屋で平積みされているのを偶然発見。
中身をパラパラと覗いて見て、かなり欲しいと思ったのですが、そこはぐっと我慢してその場は立ち去ったのです。
大抵こういったビジネス書というのはあっという間に消えて無くなるのですが、2月後半に同じ場所にいったらまだ同じ場所に置いてある。
同じく中をパラパラを覗いたら、もう我慢が出来なくなり購入。
その本屋さんには喫茶店も併設されているので、そのまま喫茶店に直行して読み始めました。
本の中身は、それぞれ読んで頂くということで割愛(かなり良い内容でした。為になりました)します。
この著者の中島さんはマイクロソフトで革命を起こした方なのです。
今では当たり前になっていますが、マウスの右クリックを有効活用(ドラックとかコピペとか)を提案、採用された方みたいです。
彼がこの本の中で言っていたことをちょこっと言えば、パソコンのソフトを発売する際には完全にバグ(コンピュータの中に潜む誤り)を消してしまうことは難しいと言うことなのです。
ある程度、パソコンに詳しく無いユーザーが使って問題なければ発売してしまうそうです。
全てのバグを取り除く作業をしてしまうと全くソフトが完成せず、時間ばかりかかり発売が出来なくなってしまうとの事です。
そのため、アプリは四六時中アップデートを繰り返してバグを解消させていくのだそうです。
なるほどね。納得。
内容は割愛しますなんて言っておいてかなり説明してますね(汗)。
つまり、仕事は最初から完璧をめざさず、取りあえずたたき台(8割の出来き)のような試作品(モックアップ)を急いでつくり、余裕を持って手直していきましょうって感じの内容でした。
私が言いたかったのはパソコンは発売された時は完璧では無いよって事なのです。
医療機関は月末及び月初めにレセプトという患者さんの情報を保健機関に送り、治療した事を証明し、その内容に矛盾がなければその医院に窓口で支払って貰っていない保険の分のお金が各医院に支払われます。
国の保険機構は無駄なお金は払いたく有りませんので、レセプトに不備があれば「無効」ということで医院に「支払えません」と突き返してきます。
お金が絡むため、非常に厳しいのです。
そのため、各医院はそのレセプト作製に完璧を期すためにレセプト用のコンピュータを完備しています。そのレセコン(レセプト用コンピュータ)で、何度手直しても直らないレセプトがあったのです。
レセプトは各月締め切りがあるので直ぐに対応しなければなりません。
自分では直せないのでメーカーの方に当院に来て貰いました。
そして、その場で解決したのです。
しかし、いざ発送する直前でまた同じエラーメッセージ。
残念ですが、今月はこのレセプトは諦めるしかないですね。
メーカーの方が来ても直らないって事は、これはこのブログの最初で説明した「バグ」ですかね。