なぜか、とても悲しかったこと。
仕事の『もの』でも、プライベートな『もの』でもです。
仕事の面では、かなり割り切って、処分することが出来るのですが、自分個人の物というのはなかなか処分が難しいです。
私の一番身近な増殖し続ける『もの』は、本です。
これまでも、何度も大量に処分してきました。処分に処分を重ねて、現在の分量になっているのですが、さすがに、本棚に入りきらなくなってきたので、また大量に処分する事にしました。
しかし、厳選に厳選を重ねた本だけが残っているので、なかなか思い切れません
いつまで経ってもらちがあかないので、5年間読み返さなかった本は処分と決めました。
でも、いざ本を手に取ると、読んだ時の状況の頭に浮かびます。
「この本を読んだ時は、かなり気分が落ち込んでいたな」
「この本の時は、かなりやる気になって、~に取り組んだっけ」
「そいえば、この本を読むと、かならずあのCDの音楽が頭のなかに流れるな」等々。
きちんとシリーズを初版でそろえた本がほとんどでした。
処分する本を数えたら、300冊ほどありました。あと200冊ほどあるのですが、収納するダンボールが無くなってしまいました。
その300冊の本をブックオフに持ち込みました。
値段を期待していたわけではありませんでしたが、たった1万5千円でした。
あんなに、ワクワクさせてもらった本が、予約をして持ち望んだ本が、たった1万5千円。
とても悲しくなりました。
お金を受け取り、帰るときは、心のなかで『ごめんね、ごめんね』とつぶやいていました。
でも、しっかりと頭に記憶として残っているし、きちんと頭の切り替えが出来ました。
今は、なぜかすがすがしい気持ちです。
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