吸わない妻は危険性2倍
本日は、福島民報 平成19年12月13日の記事からお伝えします。
自分はたばこを吸わないのに夫が吸う女性は、夫も吸わない女性と比べ肺腺がんになる危険性が約2倍高まるとの免疫調査結果を、厚生労働研究班(主任研究者・津金国立がんセンター予防研究部長)が12日(平成19年12月)発表しました。
夫の一日の喫煙量が20本以上だと、リスクがさらに高まるといいます。同センターの最新の推計値によると、2001年に肺がんを発症した女性は2万1千人あまり。別の調査では、肺がんの女性の約70%は非喫煙者とのデータもあります。
調査は岩手、秋田など全国八県の40~69歳のたばこを吸わない女性約2万8千人が対象。平均13年間の追跡調査で109人が肺がんと診断されました。
このうち肺腺がんだったのは82人で、さらに夫が喫煙者、もしくは以前喫煙者だった女性は67人。統計学的な計算によると、30人は受動喫煙がなければ肺腺がんにならずに済んだはずだという。肺がんにも最も発生頻度の高い腺がんを含め4種類ありますが、肺がん全体でも、受動喫煙でリスクが高まる傾向があったといいます。
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