母の歯を診る
先日の金曜の夜のことです。
金曜の夜は、我が家は「部活」と呼ばれる行いがあります。
この「部活」というのは、親子三人(私、妻、母)が集まって、何かするというもの。
皆の調子がいいときは、必ずラーメン屋へ行き、その後ボーリングをします。
決まって、ビリは私か、母。妻がぶっちぎりで勝つというのがいつものパターンです。
しかし、先日は、母がなんと私と妻を押しのけて1位でした。何でも最近隠れてスポーツジムに通っているということ。こそ練禁止なのに。
しかし、ドンだけ私は下手なんだボーリング。今度、教室に通っちゃおうかな。
そんでもって、先日の金曜の夜。この日は、皆の調子が悪い。
そのため、運動系は止めて、食事に行くことにしました。
ボーリングに行くと思っていた私は拍子抜け。
そのため、先日から、歯がしみるとしきりに言っていた母の歯の治療をすることにしました。すごいなと思ったのは、60歳を越える母にはまったく歯周病にかかっていないのです。珍しい事です。単純に虫歯なのです。
まず、私が前から気になっていた前歯のシミの様な黒い虫歯。
母は歯にラミネートベニアというマニキュアの様な板を張っているのですが、その接着した接着剤が変色したためにシミ状に変色していました。その変色した部位を丁寧に、丁寧に削っていきました。
削った後、出来た隙間に、象牙質色のレジンを流し込んで行き、固めました。
次は下顎の歯3本。どれも小さな虫歯で比較的早く治療することが出来ました。噛み合わせを見るとき、母は息子の私に気を使うのには参りました。
「歯の高さはどう?」
「うん、まあ、こんな感じでしょ」
どう見ても、まだ、高い感じがします。
「息子だからって、遠慮しちゃだめだよ。ちゃんと言ってね顎関節症になっちゃうから」
「うん、でももう大丈夫」
こんな事が何度も繰り返しました。
母はよほどうれしかったのか、その後の食事でも、「私の歯を見てー」と
店の人達に口を「ニカッ」と開いて、見せようとするのです。
もう、恥ずかしいからやめてくれよ、来週の金曜日もまた治す歯が残っているんだから。
お世話になりました。
一回で虫歯を直す。これは、驚きました。
昔は何度か治療してからのように、記憶してます。
珍しい機器の中で、痛みもなく、あっという間に終わり
ました。
ありがとう。
お母様もブログを書いていらっしゃるんですね。そして、すばらしい俳句ですね。今度おまとめになって、本にしてください。楽しみにしています。
マリ絵様
お恥ずかしいかぎりです。
昔 しろくま先生の祖父が家で定例の川柳会を
開いていました。お茶出しの手伝いをしていて、
今ごろになって、五 七 五 とは、あの世で、笑っているでしょう。
いつも、しろくま先生のブログに温かいお言葉、有り難う
がざいます、励みになり感謝申し上げます。