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2006年1月21日 (土)

がん治療の後遺症と予防法

’06.1.23付けの「アエラ」(http://opendoors.asahi.com/data/detail/7170.shtml)にこのような記事が出ています。

「がん治療法の後遺症 防ぐ選択と予防法」Entsuji

この記事を要約すると、がんはもはや「不治の病」ではなく、「不死の病」になりつつあります。乳がんの場合、8~9割の患者さんは亡くなりません。がん治療は生き残った人たちの人生のをいかに保つかが問われるようになってきています。

そのため、がん治療を行う前には、術後のリハビリや心のケアを重視して行う様になってきています。

静岡県立静岡がんセンターでは治療の副作用や後遺症をなるべく軽減するために、治療前のリハビリなどに積極的に取り組むのだそうです。

たとえば、肺は食道、胃のがんで開胸手術を受ける人は全員、リハビリテーション科において事前に効率の良い腹式呼吸の指導を行っているといいます。

「全身麻酔の影響で、術後1週間ぐらいは肺活量が減る。痰詰まりを起こさないためにも、効率の良い腹式呼吸をしっかり練習してもらいます。」(同病院 田沼明医長)

乳がん手術を受ける患者さん全員には、リンパ浮腫予防のためのリンパマッサージを教えます。これは乳がんの副作用に「リンパ浮腫」があるためです。

そして、そのがんの副作用や後遺症を軽減するためのリハビリの中に口腔ケアが含まれています。

歯科口腔外科の太田洋二郎部長は言います。

「手術前に虫歯治療はもちろん、歯槽膿漏の治療や歯垢除去など口内を清潔にする処置も行います。もともと歯垢や歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)、舌や口内粘膜には、レンサ球菌や肺炎球菌など色々な細菌が山ほどいます。通常は問題ないが、がん治療の後には思わぬ悪影響を及ぼす危険性があります。抗がん剤治療や頭部や頸部に放射線治療を受けた後、口内炎が起きます。口の中をきれいにしておくと症状が軽く、早く食事を再会出来き、退院も早くなります。」

「まだ、大規模な調査ではありませんが、事前に口内ケアをした場合、合併症の発生率が数分の1に減るというデータがあります。肺炎などの発生率も、口の中をきれいにしたほうが低いです。」

通常、患者はがんと診断されてから手術まで基本的に「受け身」のまま治療に向き合う。ところが、事前に口腔ケアや呼吸練習などが必要となると、治療に俄然「参加意識」が生まれ、前向きに取り組むようになっているというのです。

がん治療を受け終わった広い意味での「がん生存者」は今約300万人。2015年には500万人以上に達すると予想されています。がん生存者の生活の質を考慮するため、われわれ歯科医師も立ち上がる時が来たのかもしれません。

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ああ、詳しい話は省きますがすっごくタイムリーな話!アエラ買ってきます。話題にしてくれてありがとうございます。

by ふかまち | 2006/01/21 14:27:06

ふかまち様
なんだか知らないけど、とにかく急いで本屋へ!


病気にたいしての姿勢・受け身から参加する心構え、結果は絶対に違うはず、何事も前向きに生きるべきですね

by がんこ者 | 2006/01/21 16:52:35

がんこ者さま
コメントありがとうございます。
自分の体は自分が一番良く知っています。無理しないくださいね。


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