第119回歯科医師国家試験を考察する。
歯科医師国家試験の合格発表がありました。2,837人が受験して合格者が1,757人で合格率が61.9%でした。
昨年よりも大幅に合格者が減ってきており、国が歯科医師を減少させている事がハッキリと分かる結果となりました。
このままだと明らかに近い将来歯科医師不足に陥る事は明白です。また低い合格率で高い授業料の歯学部を受験する高校生も激減する事は予測出来ますので、歯科界は非常に暗い未来しかみえません・・・・。
それにより、歯科大学も学生を集める事に苦戦する事になり、学力が低下している学生でも合格させる必要性が出てきてしまいます。
全体の合格率が61.9%ですけど、合格率が低い大学では5割を切る歯科大学も出てきています。
これは何を意味しているのかといえば、高校での成績がある程度あり、勉強の習慣が出来ている学生が合格しているという意味で、学力が低く、勉強の習慣が無い学生が国家試験に臨んでも合格しないという数字なのです(恐ろしい)。
歯科大学は医学部に比べて入りやすいというイメージがあるかもしれませんが、高校での成績が上位もしくは同じくらいの勉強量を維持しないと国家試験には合格しないのです。入りやすいけど出られない。
6年経過時点で歯科医師になれるか、歯科に詳しい一般人になってしまうかという背筋が凍る状態なのです。
高い授業料を払って、歯に詳しい一般人ではあまりにも悲し過ぎます。
歯科業界の私にとってはとても恐ろしい状況なのですが、患者さんの立場に立てば、歯科医師になった人材は間違いなく優秀もしくは正しく努力が出来る人間だけなので、歓迎すべき状況かもしれません。
それにしても、国は本格的に歯科医師を減らしてきますね。現在の全国の歯科医師の6割が60歳以上ということを考えると減らしている場合では無いと思います(コンビニより多いなんていわれていましたが、人数が多いかもしれないけど、現役で活躍している歯科医師はかなり少ないのです)。




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