さいとう・たかを先生のご冥福をお祈り致します。
私が、さいとう・たかを先生の「ゴルゴ13」を読み出したのは開業して1年目くらいの頃です。
当時は結婚もしていなかったし、母と二人暮らしだったから割と一人の時間があったのです。一人の時間が長いと、開業間もない私には悩みも多くため、ついつい悪い方悪い方へとネガティブに考えてしまい辛かったのです。
当時、私の住む地域には「東北書店」というかなり大きな(当時にしては)書店が駅前のアーケード内にあったのです(今はライブハウスになっています)。
現在の様にネット社会では無かったので、情報媒体といえばやはり「本」が一番でした。
そのため、私は休日には東北書店に行っては本を買うと言うことを繰り返していたのです。
ゴルゴ13は大人向けの漫画で、しかも発行部数も多かったのでなかなか入手するのが難しい漫画(単行本)でした(ゴルゴ13に関しては今でもなかなか一般の本屋さんでは売っていないですよね)。
しかし、東北書店には全巻そろっていて、私は週末になるとゴルゴ13の漫画を買いに東北書店へ行ったのものです。
ゴルゴ13は1968年から現在も連載中です。単行本は今月202巻が刊行されて「もっとも発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。
ゴルゴ13は成功率99%以上のスナイパー(殺し屋)を主人公とすつ漫画なのですが、現代の社会的問題(国際情勢、日本社会の闇、経済摩擦、環境問題)等を扱う事が多いため、かなり世界的な問題を詳しく知る事が出来ます。
私の家族が私に政治的な事や環境問題、経済問題などについて意見を求めてくる事が多いのですが、実は殆どの情報は「ゴルゴ13」からの受け売りというのは内緒の話です(笑)。
奥さんや母からは「何でも知っているよね」と感心されます。
そのゴルゴ13の執筆者でもあるさいとう・たかを先生が9月24日にご逝去されました。
本当に残念でなりません。さいとう先生は仕事熱心でコロナ関連で一度だけ休載になったことがありますが、50年間一度も休まずに連載をしたそうです。
さいとう先生が鬼籍に入られた事で今後の「ゴルゴ13」の事が気がかりなのですが3年ほどは執筆分が残っているということと、今後も連載は続くという発表があり、ファンとしては一安心です。
ゴルゴ13の最終回を巡る考察が飛び交いましたが、その心配はまだ要らないようです。
さいとう・たかを先生のご冥福をお祈り致します。
お疲れ様でした。
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