インフォームドコンセント。
ごくごくたまに、「説明は良いから、早めに治療して」という患者さんがいらっしゃいます。
今までの経験から、説明抜きで治療した場合、後々「なぜその歯を治療したのか?」といった質問を受ける場合があります。
医療の場合、事後説明は問題が起こる場合が多く、事前に治療の必要性、治療の方法、その後に起こりうる副作用(副反応)等を説明しなければ行けません。
特に起こりうる可能性のある副作用を事前に説明しなかった場合、患者さんから「先生が治療したからこういう状態になった」と言われると何も言い返す事が出来ません。
ですから、必ず説明と同意は医療では必須なのです。説明の無い治療は同意を得ていないので、「傷害罪」と言われてしまってもしょうが無いのです。
だから、説明は抜きにして治療してという患者さんには、どうかこういった治療における状況の説明を受けて欲しいと思います。
またこれもごくたまにいらっしゃいますが、キチンと説明しているのにも関わらず、「そんな説明は受けていない」と凄まれる患者さんもいらっしゃいますが、「言った言わない」の水掛け論には慣れているので、どんな説明をしたかをキチンとカルテに記載しております。
ですから、時間が無くても、キチンと説明と同意は受けて頂きたいと思います。
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