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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2016年11月30日 (水)

鵜呑みにしては行けません(怒)

11月25日の朝日新聞にこんな広告が載っていました。



インプラントの進歩に感謝!
技術の進歩により、インプラント治療は格段に向上しました。安心して、お餅や硬い物が噛め、特別なお手入れも不要です。



こんな安易にインプラントが出来る広告を打って恥ずかしく無いのだろうか?
当院には他院で受けたインプラントのメンテナンスや、やり直し希望の患者さんが沢山いらっしゃいます。しかし、インプラントの場合は、やり直し=インプラントの除去→義歯となる場合がほとんどです。
インプラント自体やDRの技術が悪い訳では無いのです。
メンテナンスの必要性やインプラントが駄目になってしまった後の説明がなされていない為なのです。
そのため、悲惨な状態にまでなってしまっている。
この広告のように技術の進歩により、インプラント治療は格段に向上したかもしれませんが、それはあくまでもインプラント体の技術の向上であって、術者の先生の技術の向上がなされた訳ではありません。
ましてや、万人の目に触れる新聞広告で「特別なお手入れも不要です」などと謳って。
クレームが入ったなら「特別なお手入れであって、普通のお手入れは必要なんです」とかなんとか言うはずです。
これって詐欺ですよね。
人間の体に異物を埋め込むインプラントなんですから、コンタクトレンズ(コンタクトレンズでも十分なメンテナンスを要するのは分かっています。コンタクトレンズ関連の皆様、悪く思わないで下さい。あくまでもお手軽にって意味です。)を入れるのとは訳が違うのです。
広告主の倫理を疑います。

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