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2010年2月 5日 (金)

市販の口臭チェッカーは正確か?

本日は、川口陽子先生監修の『「息さわやか」の科学』よりお届けいたします。

◇市販の口臭チェッカーは正確か?

口の中がすっきりしないからといって、口臭がいつもあるとは限りません。

一方、「歯磨きをしたから大丈夫」と思っていても、口のにおいを人に指摘されてしまう場合もあります。家族など身近な人にいつも自分のにおいを確認してもらうわけにもいきません。

そこで、市販の口臭チェッカーを購入して、自分のにおいを確認しようとする人がいます。

口臭チェッカーの多くは、センサー部位に「はぁ~っ」と息を吹きかけると、口臭の強度が5段階や6段階ですぐに表示されます。口臭の原因となるガスに反応するセンサーが、機器の中に入っていて、においを検出する仕組みになっているのです。

しかし、このようなセンサーは、口臭物質だけに反応するのではなく、ほかのにおい(食品のにおい、アルコールやタバコの臭い、歯磨き剤やマウスウォッシュに含まれる香料)にも反応してしまいます。

ですから、においが表示されても、それは、口のにおいだけを正確に検出したわけではないのです。

自分の口臭を非常に心配している人は、口の中をきれいにしておくために、歯磨き剤を使って何回も歯を磨き、口臭予防のためにマウスウォッシュやスプレー、ガムやタブレットを頻繁に使用している場合が多いようです。

そのような人が口臭チェッカーを何回も使用しているいちに、センサーの表面部分が汚染されてガスに反応しなくなり、値が何も表示されないこともあります。こうなると、もっと心配になってしまいます。

病院で使用口臭測定器は常に正確に測定出来るようにメインテナンスしていますし、測定条件を一定にして診断しています。口臭は1日に時間帯によっても強弱が変化するので、口臭チェッカーを使用する時は注意しましょう。

参考文献 「息さわやか」の科学  川口陽子監修 明治書院

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