集中している時はどんな顔?
私が大学院の時の話です。
私の同期の先生は、みな本当に真面目で、いつも真剣に診療に立ち向かっていました。
私は、その時学生気分が抜けなくて、今ひとつ集中することが出来ませんでした。
診療に集中するよりも、国家試験を無事クリアできた喜びの方が大きくて、遊んでばかりいました。
私が浮かれている間、同期の先生はどんどん成長していかれていました。
自分が焦り始めたのは、他の先生の診療や技工をしている時の顔つきがとてもかっこよく見えたときです。
自分は真剣みが足りないのか、顔に締まりがない感じがしていたのです。とくに真剣な顔つきだったのは、同期のT村先生。
奥歯をぐっと噛み締めて、黙々と技工を進める姿は本当に男前でした。理論派のI上先生も生真面目な手先は、あこがれました。
と、そんな事を先日、急に思い出したのです。思い出したのは歯を削っているとき。
「今の自分はどんな顔つきだろう」と自分顔の状態を確認すると、口を半開きにして、舌で下の前歯を押していました
歯科はマスクをして診療をするので、いままで気が付かなかったけど、非常に間抜けな顔をしているんです。私の集中した時の顔は。
もともと締まりのない顔ですが、集中しているときも、やはり締まりはありませんでした。
とほほ
先生の御顔は円満なそして締まってますよ・・ほんと。