噛む健康学8
子供はなぜかわいいかといえば、鼻からした(鼻から顎先まで)の長さが短いからだという学者がいます。
人間の顔の変化はほとんど、鼻から下の変化で起こります。顔が痩けるのも、太るのも鼻から下の部分。
目の周りがやせたり、太ったりという人はあまりいないのではないでしょうか?その証拠に、メガネというのは、この目の周りの長さを元に作っていますので、サイズという物が存在しません。調節を繰り返すだけだと思います。
大人になると、鼻から下が成長してきて、面長な大人の顔になってきます。
逆にお年寄りの顔の特徴は、口元がくぼみ、唇を中心として縦皺が放射状に増えてきます。
このような顔を「老人性顔貌(ろうじんせいがんぼう)」と呼ばれ、通称「皺顔(しわがお)」とか「梅干し顔」とかいわれています。
実は、このしわが出来る原因が歯にあるということをご存じですか?
歯が無くなると、歯を支えていた顎(あご)の骨が大量に消失し、皮膚にたるみが生じ、これが、皺になるのです。
ですから、お年寄りの顎の骨を守るためにも、バランスのとれた栄養物質やカルシウムを取るだけでなく、良く噛む習慣が大切であり、これらが、皺の目立たない若々しい顔を維持する秘訣です。
寝たきりの方にも同じ事がいえます。介護する場合、手足のストレッチやマッサージと同じように、しっかりと「噛む」ことも、せめて歯と顎を守るために心がけて起きたい重要なポイントです。
参考文献 NHK出版 よく噛んで食べる 斉藤滋著
子供と老人の違い・・・本当に子供は可愛い、
加齢って嫌ですね、
顔面の成長の違いに驚きました。
私、梅干し大好きです。