BLACK BAG
スパイ映画は「OO7」や「ミッション:インポッシブル」の様にドンパチするだけがスパイ映画では無いというお手本の様な映画でした。その映画は「BLACK BAG」。
上記の様なアクション系のスパイ映画を期待されていた評論家の方には不評だったのですが、私はかなり面白いハラハラする大人の映画でした。
物語は情報を盗み出した組織内の二重スパイを特定し、処理するというもの。その極秘任務名は「ブラックバッグ」。しかもその任務期限は1週間。二重スパイ容疑者は5人に絞られているのだが、その中でもっとも疑いを掛けられているのは、極秘任務を命ぜられた諜報員ジョージの妻であり、夫と同じ組織に所属する諜報員。
諜報員ジョージを演じるのはNetflix「ザ・キラー」で素晴らし演技をしたマイケル・ファスベンダー。疑いを掛けられている妻で諜報員で、「TAR/ター」で度肝を抜く演技を披露したケイト・ブランシェット。
監督はスティーブン・ソダーバーグ。
この組み合わせで面白くないわけ無い。
話は静かに淡々と進みます。1週間という任務期間は手がかりが得られぬままジワジワと過ぎていきますが、小さな仕掛けが後半に少しずつ謎解きが進むという心理戦。
静かなスパイ映画は本当にハラハラして面白いのだ。
東京に出張した際に観賞したかったけど、懇親会で機会を逃し、福島の映画館で上映終了間際で滑り込み観賞出来ました。
機会があればもう一度じっくり見直してみたい。





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