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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2025年5月21日 (水)

痛みの原因。

口腔外科の手術を行う際に一番大事な事はとにかく落ち着く事です。

これは口腔外科に限らず全ての治療、全ての行いでもいえることですよね。口腔外科で落ち着くというのは、口腔内の解剖(骨の厚み、血管の走行、神経の走行、粘膜の状態等々)を冷静に観察するということです。

そのため、深呼吸をしつつ、冷静に、慎重に手術野を観察する事が重要なのです。CT画像の情報を元にメスの切開線を決めて、切開後は素早く止血および粘膜の剥離を手際よく、組織を壊さずに行うのです。

この一連の動きを慌てて行うと、切開線は曲がり、骨膜は破壊され、多量の出血が出て、手術野の骨の部位や歯の方向が分からなくなってしまうのです。

たかだか10数秒なのですが、ギュッと目視し、迷わず一気にメスを動かします。

この時大事なのは、目線の位置です。手術野に対して出来るだけ垂直に持って行く事が自分のスタイルです。

このスタイルに持っていくため、自分の足や腰を傾けて固定させます。時にはこの体勢で何時間もいることがあります。

先日のインプラントの手術は中腰で左に力を掛けまま手術終了まで保持していたので、酷く腰に痛みが走りました。午前中のインプラントの手術が終わって、午後1で今度は親知らず抜歯が立て続けに入ったいたので、私の腰は完全に病んでしまいました(苦笑)。

もう4日経過しているのですが、かなりの痛み。

やはり私の筋力は低下しています。また筋トレを本格的に始めます!!!

気が向いたら(笑)

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