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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2020年3月15日 (日)

本当は自分で技工物を作りたい。

私の今の趣味に「模型作り」があります。
実を言うとプラモデルは昔大嫌いでした。細々していて面倒くさいし。
初めてプラモデルを作製したのは大学生の頃です。
一部の優秀な友人を除き、大多数の友人は学業に追い詰められていたので(苦笑)、友人を誘うこともはばかられていた時期に友人を誘うことも出来ず、一人で簡単なプラモデルを購入したのがきっかけだったような気がします。
その時は、本格的に作るって感じではなく、隙間時間を埋めるためだけだったのですが、酒を飲む習慣の無かった私には丁度良い趣味でした。
年に1〜2個程度の割合でしたが、中々楽しかったです。
大学では入れ歯の講座に入局したので、自分で技工物(入れ歯やかぶせもの)を作製するのが義務なのですが、自分の不器用さにそうそうと見切りを付けました(泣)。
ただ、入れ歯等を作る技工が嫌いになったわけでは無く、むしろ好きでした。
ただ、他の歯科医師の友人よりは不器用ってだけで。
そんなときに、プラモデルや模型というのは私のリハビリテーションにはもってこいでした。
小さいパーツや複雑な形状をした部品を説明書通りに組んでいく作業は「根気と頭と指先」を最大限に使って行かないとキチンと組み立てられません。そういった行為を延々と2時間くらい続けて行くと心地よい疲れが溜まってきます。
模型をコツコツを作る事で、指先の不器用さも解消されてきました。

Img_9252


指先で固定するのが難しい部品もコツをおぼえれば、しっかりと把持出来きるようになります。
自分の診療でもそれが生かされていて、歯科の技工や銀歯の調整なんかも昔よりは簡単に短時間でこなせるようになって来ました。

Img_9303


本当は自分で歯科の技工が出来れば一番良いと思うのですが、まだまだ患者さんの口の中に入れる技工物を作る器用さには遠く及ばないので、技工士さん任せですが、将来子供たちが私の医院を次いでくれる時は自分の患者さんの入れ歯くらいは自分で作りたいなって思っています。
そんな時を夢見て、今日も夜中にプラモデルでリハビリを行います。