昨日のブログで懇親会の事を書きましたが、今回が本番のGeePee福島の研修会本番。
昨晩は、つい楽しくて車で懇親会に行ったのにも関わらず飲んでしまい車を駐車所に停めたまま帰宅したので、朝6時頃奥さんに駅まで車で連れて行って貰い車を無事回収してきました。
そのためか、なぜか身体の調子が今ひとつ。
そんな不安の中、会場である高原歯科医院へと向かいました。
午前中は、高原先生と私の患者さんの治療を中山先生と西山先生のご指導のもと行いました。
今回も実りの多い指導と実践。ためになります。
治療の後は昼食です。
西山先生セレクトなのですが、結構レベルの高いお弁当。ごちそう様です。
午後は私の患者さんを一人診た後、中山先生の講義です。
今回のテーマは、前回に続いてTRPについて。
TRPってなにかと言う説明の前に、簡単に人間の顎の解剖の話。
人間の顎っているのは、顔の中心に上顎骨があって、その上顎骨にブランコのように下顎骨が関節を介してぶら下がっています。そのブランコの様な下顎骨が筋肉によって開閉運動(口が開いたり、閉じたり)するんだけど、意味も無く開閉運動している訳ではなく、上の歯と下の歯が噛み合うように出来ています。噛み合わないと食事が出来ないからね。しかし、噛み合う歯の噛み合わせが悪いと上顎骨にぶら下がっている下顎骨のブランコの動きが悪くなって関節の動きが悪くなります。関節の動きが悪くなるといろいろな不定愁訴(本当かどうかは不明)が出てきたり、口が開きにくくなったり、顎が痛みが出たり、顎がポキポキと音が鳴ったり。
そこで、歯科医師が噛み合わせを治して元の関節に戻す治療をします。しかし、漠然と治療しても意味が無く時間の無駄なので、この噛み合わせをゴール設定して治療して行きたいと治療後の噛み合わせの位置を決めます。このゴールの噛み合わせの位置をTRPを読んでいます。
以前のGeePee福島で中山先生が講師を務めた時もTRPの事について講義して頂いたのですが、その時は、顎位を計測するキャディアックスという顎機能測定装置から導き出したデータからTRPを導き出す方法を講義してもらいました。
私は単純なので、キャディアックス(画像参照)において導き出されたデータが一番正しいと思いこんでいたのですが、実はそうではありませんでした。
キャディアックスだけでTRPを導き出す時もありますが、それ以外の検査が『明らかに顎が移動したがっている』という情報を見つけた場合には、キャディアックスのデータが全てではないと言うことが今回の講義で分かりました。
大いなる勘違い。そのためには検査を全て行い、しかも正確に検査をするということが大事ということみたいなのです。
今回の講義で目が覚めた感じがしましたが、また顎機能研究の迷宮に迷い込んでしまったような気分にもなりました。本当に奥が深すぎて目眩がします。
それだけにやり甲斐もありますけど。
しかし、毎回思うのですがそんな難しい症例でも中山先生は飄々とデータを確認し、治療を実行していく。
なんなんだろ、この爽やかさは。
講演後は、駅ナカの中華にて反省会。今回は当院からでた全ての従業員が出席(衛生士3人、技工士1人、私)。中山先生を囲んで質問攻めにしてしまいました。
でも、一番聞きたかった事は、この中山先生が履いていた素敵なズボンはどこで購入したの?って事(笑)セサミストリートのクッキーモンスターみたい。
私も欲しい。
前日大雪だっための準備したズボンだったみたいだけどその日の福島は晴天。
暑い暑いって言ってました(笑)。
チャーミングな先生です。
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