インプラント解剖学
昨日は、東京本郷にある株式会社GCさんにおいて、東京歯科大学解剖学教授 阿部伸一先生の講習会に参加してきました。
ここは、東京医科歯科大学と順天堂大学の近くに位置していて、大学在学中は何度もこの周辺は行き来した懐かしい場所です。
いつもなら、なじみの店などに寄っていこうかとも考えたのですが、花粉が酷かったので今回は立ち寄らずに会場に直行しました。
今回は母校の解剖の先生なので、とても気楽です。後輩で解剖にて学位を取得した大久保先生も助っ人として参加していました。
今回の講習は、インプラントや小手術の際に知っておきたい解剖学です。
こういった講習はたぶん今まで無かったとおもうのです。
とある先生に聞いたことがあるのですが、なかなか売り上げに直結しない基礎的な講習会は人が集まりにくいとのこと。
今回の講習会は満員の盛況ぶり。
これは、インプラントに対する多くのクレームや死亡事故などが重なり、インプラントに対する風当たりが強くなっている昨今、こうした基礎的な講習は、患者さんを守るだけではなく、歯科医師自身も自信をもって診療にあたることが出来るようになるため、人気が出てきているのでしょうね。今後も増えて欲しい種類の講習だと思います。
なかなか、こういった解剖の研修会ってないのですよね。海外なら、ちらほらあるのですが・・・・。
特に、顎関節の解剖は、私が顎関節を中心に咬合を考えているため、非常にためになりました。
また、インプラントの世界では常識となっている事が、実は、医学的には????ということもわかり、今後の自分の診療から、トラブルの種をすこしはぎ取れたのではないかと思います。
ただ、難儀だったのは、会場で購入した頭蓋模型がかなり大きく(そりゃ頭1個持ち運ぶのだから)、帰宅する前に買い物を楽しみにしている私にはかなり重い荷物を抱える事になったことです。
実は今回、地元の福島の本屋すべてを回ったのですが、在庫切れの本が10冊ほどあったのです。7冊ほどを東京の本屋でゲットすることが出来き、ニコニコで新幹線に乗り込むことが出来ました。
かなり充実した一日でした。
今週末は広島の学会なので疲れをため込まないように頑張ります。
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