己の欲せざることを、他人に施すなかれ
昨日は、奥羽大学で第7回卒後研修セミナーが行われ、参加させていただきました。
また、構内の地理が分からないため、最初はうろうろと会場を求め、歩き回るハメになりました。
講師は、東京医科歯科大学 大学院歯学総合研究科インプラント・口腔再生医学分野教授である春日井昇平先生です。
とある、手術の上手い先生のブログで、「春日井先生は、臨床もこなし、かつ研究を精力的におこなっているので、講演がとてもおもしろい」との評価を読んだことがあるので、とても楽しみにしていました。
実際凄く為になりました。
午前中は、骨に関する研究の話し。
特に上顎洞挙上に関する講演は素晴らしく、機会があればもう一度話しを伺ってみたいと思いました。
午後は、インプラントの問題症例を中心に講演を行っていただきました。
写真にも出しましたが、先生はこの孔子の言葉を常に自分に言い聞かせ診療をおこなっているとのこと。
頭が痛く、胸を打つ言葉です。
また、先生は、インプラントの一番のリスクは歯科医師自身だとも。
自信過剰で、研鑽を積まない歯科医師が一番インプラント治療のリスクになると、笑いながらも冗談とも言い切れない口調で力説されていました。
またまた頭が痛い話しです。
頑張らねば。
講演の時は、とかく講師の自慢大会になる場合が多いですが、先生は、ご自分の問題症例をきちんと提示されていました。人間ですから、自分の問題になった症例は出したくないものです。しかし、それをきちんと提示する先生の器の大きさに、インプラント界を良くしたいと本気で思っていることが伺われました。
会場の奥羽大学は自宅から5分ほどです。近場でしかも、こんなに良質な講演を企画してくれた奥羽大学学術委員会の方には感謝感謝です。また
司会をしていた高原先生ご苦労さまでした。
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