男の背中
この話は何度もこのブログで書いてきましたが、また書きます(笑)。
私には父親がいないので、自分で自分の事をすべて決めてきました。そのためかなり偏屈な性格になっていると自覚しています。
自分の価値観に沿って生きていくということです。
そうしないと、生きていけなかったのです。流されるのがとても嫌でしたから。
だから、とても我が儘なのです。自分でも嫌になるくらい。
こんな私に付いてきている医院のスタッフは大変だろうなといつも思います。
そんなスタッフの中の唯一の男性のスタッフが技工士の黒沢君です。
彼は、私より一つ年上です。
彼は、とにかく我慢強い。私の我が儘な意見にも黙って黙々と仕事をしますし、決して諦めません。
私は、黙々と仕事をこなす彼の技工机に向かう背中にいつも助けれています。
歴代の技工士さんたちは、私の辛い注文に根を上げやめていきました。
でも、彼は違います。
私は彼の背中を見続けられるまでは、私も根を上げることが出来ません。
とにかく頑張るのみです。
彼は、あまり多くは語りませんが、院内全員の尊敬を集めているのを知っています。
背中で皆を教育しているのです。(仕事の仕方を。大切さを。)
彼と私は、歳もほとんど同じなので、彼がリタイヤするときが私のリタイアする時だと思っています。
私が元気に仕事を続けてこれるのは、寡黙に応援してくれる彼の背中を見続けられるからなのです。
いつまでも頑張ってくださいね。
黒沢君。
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