感染症の話
先週の土曜日に、いわきにて東京歯科大学の同窓会総会が開かれました。
当日は、私は、同じ郡山の綿貫先生を私の車に乗せて、いわきまでお連れしました。
渡貫先生は、もともと歯内療法(歯の根の治療)の専門家なので、常日頃疑問に思っていることをどんどん質問してしまいました。
渡貫先生は、たぶん良い迷惑だったと思うのですが、私にとっては願ってもないチャンス。だって、渡貫先生は、私のそばを離れる事が出来ないのですから(笑)。
そこでは、とんでも無くすごい情報をたくさん仕入れることが出来ました。あまりに専門的過ぎるので、ここでは書きませんが、明日から自分の診療が変わるとまで思いました。ほんと良かった。
同窓会では、毎回小さな勉強会も開かれます。今回は、東海大学口腔外科の坂本教授をお招きして、『やさしい抗菌薬と感染症の話』と銘打って講演が行われました。
中でも興味深かったのは、『バクテリアルトランスケーション』と『抗菌薬の使い方』です。
バクテリアルトランスケーションとは、簡単にいうと、腸管細菌が身体の中を移動することで、腸管細菌(ばい菌)が重度熱傷、緑膿菌感染、院内感染の際に、局部に集まってしまうこと。
そのため、2~3日たってから、患部が感染様症状を起こすのはそのためだと言われています。
これって、すごい怖いことです。常に自分の体の中には有害な細菌が移動しているということで、感染で免疫が下がった部位に集まってきてしまい、再感染や症状の悪化がでるということが考えられるからです。
また、抗菌薬も使いすぎは、有害になることがあっても有益な事にはならないということ。
なんでもかんでも抗菌薬に頼ると、ろくな事がないということが、よく分かりました。
次に日に従業員の結婚式があったので、日帰りになりましたが、非常に実りある一日を過ごせました。
疲れたけど。
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