歯の再生
毎日新聞のニュースにこんな記事を見つけました。
すごい見出しです。以下に全文をご紹介いたします。
歯のもとになる組織(歯胚(しはい))から、神経や血管を含め歯をまるごと再生させることに、東京理科大と大阪大のチームが世界で初めて成功しました。
マウス実験での成功率は80%と高く、将来的に入れ歯やインプラント(人工歯根)に代わる方法として期待されます。
さらに、開発した技術は他の臓器や器官の再生医療にも応用できるという事です。
18日付の米科学誌「ネイチャーメソッズ」(電子版)に発表しました。
臓器や器官の再生では、胚性幹細胞などを目的の細胞に分化させる課題と、分化した細胞を臓器に形作る課題があります。
研究チームはすべての臓器や器官は、上皮細胞と間葉細胞と呼ばれる2種類の細胞が反応しあって形成される点に注目しました。
歯をモデルに両細胞を使って、器官の基になる「器官原基」を生体外で組み上げる技術開発を進めました。
胎児マウスの歯胚から両細胞を採取。それぞれの細胞に分離したうえ、寒天状のコラーゲンの中に重ねるように入れ培養したところ、高さ0.25ミリの「歯の種」ができました。これを拒絶反応を起こさない種類の大人のマウスの抜歯部に移植すると、約2カ月後には長さ4.4ミリに成長。歯の内部には血管と神経があることを確認しました。
抜歯部に移植を試みた22回中17回で歯が再生しました。
一方、マウスの毛でも同様の方法で培養し、毛の再生にも成功しました。
人での実施には、胎児からの歯胚入手という倫理上の課題や、別人からの移植に伴う拒絶反応の問題もあります。研究チームは、患者自身の口内や頭皮から、基になる細胞を探していくということです。
辻孝・東京理科大助教授(再生医工学)は「臓器や器官が作られる仕組みを忠実に再現したことでうまくいったと思う。肝臓や腎臓などの再生も試みたい」と話します。【田中泰義記者より】
前々から、歯の再生に関してはいろいろと噂はありました。しかし、歯牙内部の神経までもがはっきりと確認出来たものは、私は初めて聞きました。
現在広く行われるようになったインプラントも、はじめは賛否両論がありました。しかし、技術の向上と研究の向上により、今では安全に行われるようになってきています。
この歯の再生技術も技術の向上と月日が経てば、ごく普通に行われる技術になるのでしょうか。
今から楽しみです。
歯の再生 驚きです
成せば成る のでしようか。
歯の再生 驚きです
成せば成る のでしようか。