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2006年10月 6日 (金)

シェーグレン症候群

本日は、鶴見歯科大学 斉藤一郎先生の書籍の中から、シェーグレン症候群についてご紹介いたします。

シェーグレン症候群は、目の乾き(ドライアイ)と唾液の分泌低下(ドライマウス)を主症状とする自己免疫疾患のことです。

今から10年前の調査では、1対13.7の割合で、圧倒的に女性に発症することが報告されています。

年齢分布は、40歳~60歳の更年期女性が中心で、20歳代にも見られます。

性ホルモンのバランスが悪くなる時期に発症する方が多いようです。

原因は不明で、根治するのが難しい病気でもあります。

この病気を専門とする科は膠原病内科ですが、内科の中でも認知度が高いとは言えず、同じく口の乾きを症状に持つ糖尿病として診断されてしまうケースもあると言います。

シェーグレン症候群患者の約20パーセントが慢性関節リウマチを合併しているといわれており、関節リウマチ患者の中にはかなりの数の潜在患者が含まれている事が予想されます。

関節リウマチはシェーグレン症候群同様、自己免疫疾患で、日本全国で約70万人いると言われています。やはりリウマチも圧倒的多数は女性です。

また、シェーグレン症候群の患者さんの中には、SLE(全身性エリテマトーゼス)を合併するケースもまれにあります。

SLE(全身性エリテマトーゼス)は、発熱、全身の倦怠感、体重減少などさまざまな症状をもたらす膠原病です。

従って、更年期を迎えた女性で、口や目の乾きを感じた場合は、シェーグレン症候群である可能性が高いといえるかもしれません。

参考文献 ドライマウス 斉藤一郎著 日本評論社

私の知り合いのご婦人(60代)は
シエーグレン症候群の方でいつも 水 を持参
して生活してられます、
口の乾きで会話がしにくいようです。
でも、明るく、元気です。

by わいわいわい | 2006/10/06 7:39:05

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